◆*.3Mと呼ばれるプレミアム焼酎!!①森伊蔵.*◆
2018年08月02日

◆*.3Mと呼ばれるプレミアム焼酎!!①森伊蔵.*◆

焼酎には、3Mと呼ばれているプレミアム商品が3つあります。魔王、村尾、そして森伊蔵だ。特に森伊蔵に関しては、生産量が少なく、手軽に手に入れることはほぼ不可能。今回、そんな森伊蔵とは一体どんな焼酎なのか解説していきます。

ー 森伊蔵とは、どんな焼酎? ー
プレミアム焼酎のひとつ、「森伊蔵」。しかし、その名前ばかりが先走りしてしまい、一体どのような焼酎なのかを知らぬ人も少なくはありません。まず、ここでは森伊蔵という焼酎についての基礎知識を入れていきたいと思います。


◇森伊蔵という酒について◇ 

森伊蔵は、焼酎の名ですが、この焼酎を生産している酒造メーカー自体が「森伊蔵酒造」といいます。有機農法で栽培されたサツマイモを原料に、伝統的なかめつぼ仕込みで芋焼酎を仕上げていて、生産量が少なく、いつのまにかプレミアム焼酎として日本、また世界に名を轟かす存在となりました。

◇森伊蔵の名前の由来とは?◇

「森伊蔵」というのは、独特なネーミングでありますが、実はこれは森伊蔵酒造の四代目の名を冠したものです。経営などが厳しい時代があったものの、有機栽培にかめつぼ仕込みを貫き、品質を落とさずに経営を建て直した四代目に、敬意の意が込められてつけられています。

◇森伊蔵の歴史◇ 

森伊蔵酒造は、明治18年創業、鹿児島県垂水市に蔵を構える酒蔵です。当時は珍しい「かめ壺仕込み」という造りを、創業した当時から採用しています。森伊蔵酒造は、120年の歴史を持つ木造蔵を現在まで維持。さらに紫外線で品質が悪化するのを防ぐために、焼酎の瓶には茶瓶を使用するなど、「美味しい焼酎」を作るために工夫を欠かしません。森伊蔵酒造の広さは約150坪と、酒造にしては決して広くないこじんまりとした酒蔵で、伝統的な造りを行っています。

◇「森伊蔵」はどうしてプレミア酒になったのか◇ 

森伊蔵酒造の経営再建の際、四代目森伊蔵は「残されたものは伝統の技と蔵に住み着いた酵母しか無い」との思いで、少量ながら高品質の焼酎の生産に従事しました。その思いを引き継いだ森伊蔵酒造五代目当主も、生産を拡大せずにその味わいと品質を守り抜きました。味わいと品質が人気を博し、知名度が上がっても、森伊蔵酒造は生産石高を増やすことはしませんでした。そのため、「森伊蔵」は入手困難な焼酎となり、プレミア酒としての箔がついたのです。これが森伊蔵が俗に言うプレミア酒になった背景です。森伊蔵は流通量が少ないために、ネットオークションで落札される価格は跳ね上がっていますが、定価は2000~3000円ほどです。市場で流通価格が上がっているのです。

◇幻の焼酎「森伊蔵」を定価で手に入れる3つの方法◇ 

1.森伊蔵酒造の抽選販売に応募する

森伊蔵酒造では、毎月14~25日の期間に、電話にて抽選販売の受付をしています。ただし、森伊蔵は人気の商品につき応募多数で回線が混み合い、登録するのも困難みたいです。当選倍率0.2%という試算もあるほど、多くの方が森伊蔵の購入に応募しているようです。
詳細は森伊蔵酒造公式HPにて。 

2.高島屋の抽選販売に応募する

森伊蔵酒造の直販以外では、高島屋の酒類販売で森伊蔵を購入することができます。ただし、こちらも抽選であるため、高島屋の店舗でハガキによる応募が必要です。高島屋の和洋酒売場に置いてある応募用紙に必要事項を記入。投函箱に入れて抽選に参加します。毎月1~10日が応募受付になっており、1人1枚の応募がすることが可能です。

3.JALの国際線で購入する

「抽選って、どうせ当たらないでしょ…。」
そう思ったアナタに朗報です。JALの国際線機内販売で、森伊蔵を買うことができるのです。ただし、森伊蔵の機内販売は、国際線のファーストクラス、ビジネスクラス限定。出張や旅行で国際線に乗ることがあったら、「森伊蔵」を購入しないと損かもしれませんね。JMBダイヤモンド会員ならびにJGCプレミア会員の方は、JALの機内販売事前予約サービスを利用して、森伊蔵を購入することができます。詳細はJAL国際線機内販売品『事前予約サービス』のご案内をご覧ください。 

ー 世界の著名人にも愛される「森伊蔵」 ー

◇あの大統領も森伊蔵を絶賛!◇

フランスの元大統領・ジャック・シラク氏は、森伊蔵が大好物だそう。当時のトヨタ自動車社長・張富士夫がレジオンドヌール勲章を受けた返礼として森伊蔵12本を持参したところ、叙勲式で「これ以上うれしいことはない。よくぞこれだけの森伊蔵の本数をそろえていただいた。私のことをアルコール中毒と思わないでくださいね」と語り、周囲を笑わせたといいます。

◇監督のお酒を飲んだ?!そのくらい森伊蔵が好きな選手も!◇

元プロ野球選手の木村一喜が、広島所属時代の2005年の春季キャンプで、ヘルメットと背中に「森伊蔵を飲んだのは私です」の張り紙をつけてグランドに現れたという話があります。これは、山本浩二監督が愛飲していた森伊蔵を盗み飲みした罰を食らったためですが、なんと後日、木村選手は森伊蔵酒造から森伊蔵一本をプレゼントされたそうです。罰を受けた結果とはいえ、うらやましいですね。