◆*.高級バカラグラスの歴史.*◆
2018年11月11日

◆*.高級バカラグラスの歴史.*◆

クリスタルガラスと聞いて、みなさんは何を思い浮かべますか?
その上品さに世界中で魅了され続ける専門社、バカラを上げる人も多いはずです。
ここでは、バカラが世界中で愛され続けるそのワケをご紹介していきます!

*バカラについて*
バカラは、誰もが知るフランスでも代表的なクリスタルガラス・メーカーです。
18世紀半ばよりずっとその美しさを最高級のレベルに保ち続けています。

バカラのクリスタルガラスは、「王者のクリスタル」と言われています。
その所以は、こだわった高品質、技術力が比べ物のないくらい高いこと、
細部までこだわりつつ麗しさを保ったデザインからも明らかなんです。
そのクリスタルの種類たるや20000を超えるとも言われています。

その種類数の多さを聞くと脱帽ですよね!!

これらのバカラの魅力を生み出した歴史やバカラの職人、作品についてご紹介していきます!

*バカラの歴史*
バカラは、フランスのロレーヌ地方、バカラ村に誕生しました。
度重なるフランスの戦争で、疲れ果てた情勢の最中、経済を復興させようという気運が高まったんです。
そんなときに、ルイ15世がガラス工場を認め、工場ができました★
そのときから、なんと現在に至るまで、バカラの製品がその工場で作られているのも驚きです!

同じ場所で、その歴史にはぐくまれつつ、こだわりぬいた製品がつくられていることがわかりますよね。
これは、違う場所で違う歴史の中ではぐくまれた技術や風土で作られた製品であったならば、
今日のバカラの作風、こだわりは見られなかったかもしれません。
それほど、バカラ村で作り続けること、これが大事だったのです。
だからといって、バカラは一番最初に生み出した作風にこだわって、変化しなったわけではありません。
バカラの作風の発展に影響したものは、ロレーヌ地方に近いイタリアのガラス技術です★
ベネチアグラスとか想像してみると、取り入れたい素晴らしさです。

そして、クリスタルの鋭いまでの線技術も常に最新で、斬新なアイデアを取り込み続けていました。
歴史を守りつつ、常に変化を取り入れながら、進み続けるのが、バカラなのです。
バカラの歴史って、奥深いですよね!

◇1816年にはクリスタル・ガラスの工場が設立されました◇
クリスタル・ガラスを作るのには経費等が多くかかりましたが、
バカラはそのクリスタルの高品質さがお客さまに受け、その財政難からプラスに転じました。

次にご紹介するのはバカラの代表作です。

◇1825年から作られるようになった「アルクール」◇

その形は気品を漂わせ、安定感があるもので、現代にいたるまで世界中で愛されています。
20世紀に入ると、キリスト教の聖杯の形をしていることから、バチカンで使用されるものにも選ばれていました。

時代は前後しますが、バカラの作品は、1855年のパリ万博でも金メダルを受賞しました!
これを機会に、一気に世界へバカラが知られることとなり、広まっていったのです★

◇世界中の王族にも愛用されているバカラ◇
バカラは聖杯に使われるほどなので、もちろん王族にも、かなり愛用されていました。
ロシアの皇帝はシャンデリアやロウソク立てに取り入れました。

◇ガラスの素材について◇

バカラの素材は、それを手にした人が一生使い続けてもその輝きを失いません。
長年楽しみ続けることができるから、家庭で代々受け継がれることもあります。

では、そんなすばらしいバカラの素材はどんなものでしょうか?
バカラのクリスタルガラスの素材は、その名の通りの「クリスタル」ですが、水晶で出来ているわけではありません。
クリスタルのように輝いているから、そのように呼ばれています。
そして、バカラの職人によって、より磨きがかけられ、人々の目を魅了する美しさが生み出されました。

原料は、酸化鉛、酸化金、カリウム、ソーダ灰などで作られています。
この原料の中でも、酸化鉛がキーポイントとなっていて、これがバカラ美しさのもととなっています。
輝き、透明度、ガラスをかんかんと鳴らした時の透き通った音のもとが、酸化鉛なんです★
その比重たるや30パーセント!
惜しげもなく素材を取り入れる点、ここにもバカラのこだわりが感じられますね。

◇バカラの理念の誕生◇
バカラで高品質の素材を使って、その輝きを放ち続けてきました。
これはずっと続かないと、バカラの知名度なども下降してしまいますよね。
そこで、バカラの5代目当主は、バカラのクリスタルの最上級の品質を保つために、
最高の素材、技術を提供し、これを理念として、代々引き継いでいくことを定めたのです。
もちろん、これは現代のバカラでも生き続けています!
この理念のもと、作られた作品は厳しい品質チェックを受け、市場に出るのは、
完成品の60-70パーセントと言われているんです。
それほど、バカラは完璧度にもこだわっているんですね!

バカラを追求すると、きっと終わりはないでしょう☆
それほど深く、楽しめるものなんですよね☆
ほんとにほれ込むくらいのバカラの作品に出会えたら、
それは一生ものの美しさに出会ったということです。
そんなバカラのクリスタルガラスに出会ったら、ぜひ、
あなたのそばにおいて、一生その美しさを楽しんでみてください!
きっと、毎日見るのが楽しくなるはずですよ^^