✶\知らない人は損してる!?古いお酒がお金に変わる!!/✶
2018年08月30日

✶\知らない人は損してる!?古いお酒がお金に変わる!!/✶

突然ですが、日々お酒買取をさせて頂いているなかで、お客様からのご依頼が最も多いお酒は何か、ご存知でしょうか?
それは、古酒です!!

昔に買って置いておいたんだけど飲まなくて……という方や、お部屋の掃除をしていたら押し入れから大量のお酒が~というような、年月が経ったお酒をご依頼してくださるお客様は、全依頼の半分以上を占めているほどです。
「えっ!? そんな古いお酒でも買い取ってもらえるの?」
と思われたそこのあなた!

実はそうなのです。お酒買取専門店では、古酒であっても買い取ることができます。
それどころか、「新しいお酒よりも古酒の方が逆に高額買取になった」ということもあり得ますよ。
というわけでここでは、そんな古酒のお買取りについてご紹介していきたいと思います。
古いお酒がご自宅にあって処理に困っているという方は、一度ご売却を検討してみませんか?

■そもそも古酒ってなんなの?
1.そもそも古酒って

それでは、さっそく古酒の買取についてご説明、……の前に、まずはそもそも古酒とはなんなのか、ということをご説明したいと思います。
と言っても、実際には古酒というもの自体に厳密な定義があるわけではなく、その捉え方はお酒の種類や人によって、実際にはあいまいなものです。

例えば、沖縄の特産酒である泡盛の中には、銘柄名のなかに「古酒」という言葉が使われているものがあります。


泡盛の場合では、3年以上熟成貯蔵されたものであれば「古酒」という表記を使っていいということになっていますが、これは平成27年8月に定められた基準でのこと。それ以前の規定では、全体の50%以上が3年以上熟成されたものであれば「古酒」を名乗っても良いということになっていましたので、最近になって基準が厳しくなったわけです。

また日本酒でも銘柄によって「古酒」という言い方をされることがあります。こちらの場合も泡盛と同様に熟成させたものを指しているのですが、厳密な取り決めがあるわけではないので、各酒蔵の判断で古酒という銘柄名が使われていることも多いのだそうです。

このように、「古酒」という言葉だけでも、その定義は実にあいまい。そしてこの記事で取り上げるのは、お酒買取業界で使われる用語としての「古酒」です。
その意味合いは、お酒の名称といった定義よりももっと単純に、読んで字のごとく「古いお酒」のことを表しています。

昔海外旅行に行った際に免税店でお土産として買ってきたブランデーや、コレクションしていたけれど飲む機会が無かったウイスキー、お中元やお歳暮で貰ったままにしてあったワインなど、お客様の手に渡ってから数年以上が経っているものを、買取業界では古酒と呼ぶことが多いのです。

最近ではすっかり少なくなってしまいましたが、昔はそうしたお酒たちをサイドボードやテレビ台、飾り棚などに飾っておくことも多く、飾られたまま十数年以上そのままだった、というようなお酒も珍しくありません。
そうしたお酒たちが大掃除の際に不要となったり、近年流行りの断捨離や終活の一環としてご売却されることも多いのです。

そんな古酒の最大の特徴としては、終売やラベル変更となってしまい、現在では二度と手に入らないお酒が眠っていることが多い、ということが上げられます。
特に人気のある銘柄では、昔のラベルデザインを集めたがるコレクターも多いため、ラベルが現在と違っていたり、年代によって微妙に味わいが変わっているといった理由で、現行のお酒よりも古酒の方が比較的高額査定になりやすい、という傾向があるのです。


■古いお酒でも大丈夫!?
2.古い酒でも大丈夫

ところで、こうした古酒の買取をさせて頂いている際に、お客様からよく驚かれることが「こんなに古いお酒でも買い取ってもらえるんですか?」ということです。
古酒は、場合によっては購入してから何十年と経っているものもありますので、本当に買い取ってもらえるのか? そして飲むことはできるのか? という点はやはり気になるところではないかと思います。

実はお酒には、基本的には賞味期限というものは設定されていません。これは、お酒が非常に腐りにくいからなのです。
食べ物や飲み物が腐るというのは、細菌や微生物の働きによって食べ物の成分が分解されていくこと。お酒の主成分である「アルコール」には強い殺菌作用があるため、こうした微生物たちの働きを抑制することができ、そのため腐ったりカビが生えたりといったことにはなりにくいのです。 もちろん保存状況にもよりますが、適切に保管していた場合は、何十年と経ったお酒でも問題なく飲むことができるのだそうですよ。

特に、お酒の中でもウイスキーやブランデーと言った蒸留酒はアルコール度数が非常に高いため、醸造酒に比べると圧倒的に劣化しにくいという特徴を持っています。その保存性の高さは、直射日光や高温の環境を避けておけば、半永久的に飲むことができるとも言われるほど。

ただし、開封してしまった場合はその限りではなく、また適切に保存されていなかった場合には酸化してしまっていたり、アルコール分が蒸発して抜けてしまっていたり、ということもあるので注意が必要です。

また、ウイスキーやブランデーと同じく蒸留酒である焼酎も、比較的品質が変わりにくいお酒の一つです。こちらも何十年と経ったものでも飲むことができると言われていますが、やはり保存状況によっては風味が飛んでしまうため、できるだけ冷暗所で保管して頂くようにお願いします。

一方で、日本酒やワイン、シャンパンといった醸造酒の場合は、より注意が必要です。
こうしたお酒は基本的にアルコール度数が低めのものが多く、そのため品質の変化が起こりやすいお酒となっています。

ワインやシャンパンの場合だと、そうした年月による変化(熟成)を楽しむという側面があり、ワインファンはそうした熟成のピーク(飲み頃)をジッと待ち続けています。
そのため、適切に保管されていた飲み頃ちょうどのワインは、飲み頃前のワインに比べると買取金額も高くなる傾向にありますよ。
一般に、高級ワインは数十年という熟成によってはじめて味わいが完成すると言われるものも多く、高級な飲み頃ワインは自然と数十年保管された「古酒」となっていることも多いのです。

ただし、それは専用のワインセラーに保管されていた場合に限ります。ワインやシャンパンは非常にデリケートなため、常温で置かれていた場合や直射日光に当たる環境に置かれていた場合、中身の品質の保証ができなくなってしまうため、査定金額がマイナスになることや、最悪の場合お買取り自体ができなくなるということも考えられます。

また、当店では規定として、プレミアム焼酎以外の日本酒の場合は
製造から1年以内のものにお買取りを限らせて頂いております。
日本酒は基本的には「熟成」よりも、「鮮度」を重要としていることが多いのです。
そのため、製造から1年が過ぎてしまったものですと、風味や味わいが変化してしまっている可能性が高くなるため、お買取り自体をお断りさせて頂いているのです。

同じように、ビールや発泡酒の場合は、缶に賞味期限が記載されていることが一般的です。決してこれを切れてしまうと飲めなくなる、というわけではありませんが、古酒としてお買取りをすることは出来なくなってしまいます。
ですので、もしビールや日本酒のご売却をお考えでしたら、出来るだけお早めに査定に出されることをオススメしていますよ。

このように、お酒には長い年月が経過したものでもお買取り可能なものが多数あります。
古いから買い取ってもらえないのではないかという思いで売却自体をあきらめてしまっていた方は、ぜひもう一度、無料お見積りをご検討して頂ければ幸いです。

■高額買取のワケ
3.高価買取のワケ

年数が経っている古酒であっても、お買取りが可能だということはここまででご理解いただけたかと思いますが、次に気になるのは、やはり金額のことではないかと思います。
古酒の中には、現行品(現在も一般に流通しているもの)と比べて、数倍から数十倍といった金額で取引されているものが多数あり、比較的高額査定が出やすいお酒だと言われています。
それでは、何故古酒がそんなにも高額で取引されているのかはご存知でしょうか?

そのもっとも大きな理由は、「プレミア」がつくからです。

先ほども書いたように、古酒の中には既に終売品となってしまっているものが多数あります。そうしたボトルは通常の方法ではもう二度と手に入れることが出来なくなっているため、プレミア価格で取引されることも珍しくありません。
しかもこうした終売ボトルは日々消費されていきますので、その絶対数も年々減少していきます。そのため、その価格が徐々に高騰していく、ということも考えられます。

また、現在も流通しているお酒の場合でも、古酒の中には現在とはラベルデザインや、味わいが微妙に違っているということが多数あります。
コレクターの方には、こういったオールドボトルを集めたがる方がいるため、古酒が高額で取引される、ということになるのです。

またワインの場合も同様に、飲み頃の絶頂に達するまで丁寧に熟成された高級ワインは、コレクターが自分で飲むために保管していることが多く、なかなか市場に出てくることはありません。
そのため、オールドヴィンテージの飲み頃ワインは、それだけで非常に価値が高いと言えるでしょう。

古酒は現行品か終売品かといった、そのボトルの年代やラベルデザインなどの些細な違い、そしてお酒の保管状況や市場の状態によって、その金額が数百円~数万円以上まで大きく変動することも珍しくありません。

しかし一方で、お酒には星の数ほどの銘柄数があり、その全てを把握することは非常に困難だと言われています。
つまり、古酒を正確に査定するためには、なによりもお酒の知識と経験が不可欠なのです。


■代表的な古酒
ここでは、査定依頼を頂くことが多い代表的な古酒をいくつか紹介していきたいと思います。もし同じお酒をお持ちでしたら、高価査定の期待度大ですよ。
ブランデー
まずはブランデーです。バブル時代に大流行していたということもあって、ご依頼頂く古酒の中では最も割合が多いお酒になります。

【カミュ】


カミュは1863年創業のコニャックメーカーです。創業以来数世代に渡って、伝統的な家族経営を続けており、その規模はフランスでも最大級。伝統を重んじるスタイルから「コニャックの名門」とも称されています。
海外旅行時のお土産として大人気を誇っており、ご自宅に保管されているという方も多いようですよ。

そんなカミュ製の古酒としては「カミュ ナポレオン」が最も代表的でしょう。緑色のつや消しボトルが特徴

的です。
その他にも、本の形をした「カミュ ブックシリーズ」や、「カミュ VSOP」なども非常に有名です。

【レミーマルタン】

280年以上の歴史を誇り、王宮にも認められていたと言われる老舗コニャックメーカーがレミーマルタンです。ケンタウロス(セントー)のシンボルマークがあまりにも有名ですね。
レミーマルタンでは、グランドシャンパーニュとプティットシャンパーニュというトップレベルの畑からしかブドウを使用しないというこだわりを貫いており、高品質なコニャック造りは世界で認められています。
レミーマルタンの代表的な古酒と言えば、「レミーマルタン VSOP」や「レミーマルタン XOスペシャル」が有名です。またその他にも、最高級ブランデーの中でも最も有名だと言われる「ルイ13世」も、レミーマルタン社の造るコニャックのひとつです。

【ヘネシー】

「コニャックの歴史がヘネシーの歴史」とも言われるほど、コニャックの発展に大きくかかわってきた名門ブランド、ヘネシー。
3つ星や5つ星といった格付けや、VSOP、XOといった等級もヘネシー社が始まりだったと言われています。

ヘネシー社の古酒といえば、「ヘネシー VSOP」や「ヘネシー XO」が代表的ですが、これらは時代に合わせて何度もデザイン変更や製法のリニューアルがくわえられているため、古酒としてのプレミア性が非常に高い銘柄ともいえます。
ヘネシーは高額買取が狙える定番のコニャックとも言えるでしょう。

【クルボアジェ】

日本ではあまり流通していない一方、海外旅行のお土産として非常に人気が高かったメーカーがクルボアジェです。
かつては、フランス皇帝ナポレオンが最も愛したコニャックともされており、そのため「ナポレオンのコニャック」と呼ばれることもあるほどです。

代表的な古酒は「クルボアジェ ナポレオン」。こちらはデザインによって金額が大きく上下する、まさに古酒といったお酒です。また、かつて限定生産さsれていた、金色に輝く「クルボアジェ ナポレオン クールインペリアル」も非常に人気が高い一本です。

【マーテル】

大手コニャックメーカーの中でも特に長い歴史をもつと言われるマーテル社のコニャックは、長らく貴族に愛され続けた高貴なお酒として有名です。
古典的・伝統的な製法を現代でも守り続け、世襲制のチーフブレンダーによって受け継がれる華やかな味わいは他のメーカーとは一線を画しています。

「マーテル コルドンブルー」は現在でも生産が続けられているマーテルの看板銘柄ですが、年代によって様々なボトルが存在する代表的な古酒でもあります。
デザインによってその金額は何十倍も変わってくるので、特に査定が難しいと言われていますよ。

買取査定で依頼されることが特に多いのはこの5銘柄で、これらは古酒として非常に人気の高い銘柄でもあります。

ちなみにこれらの5銘柄を総括して、世界5大コニャックと呼ぶこともありますよ。
もし5大コニャックの古酒をお持ちでしたら、高額査定の期待度が高まりますね。

■ウイスキー
その次に古酒のご依頼が多いのが、ウイスキーです。
ウイスキーはブランデー以上に銘柄の種類が多く、さまざまな古酒で高額査定が期待できます。

ウイスキーには限定商品も多く、そのため現行品と旧行品の違いで金額がつくというよりは、終売となっているものに高額なものが多い印象です。
様々なメーカーの「〇〇周年記念」というような記念ボトルや、ごく短い期間だけ発売されていたレアボトルであれば、その希少性の高さから買取金額もグンっと跳ね上がります!

最近ではジャパニーズウイスキーブームを受けて、原酒不足から「山崎」や「響」「白州」といったいくつかの国産ウイスキーのラインナップが終売になっています。こうした終売品は基本的に高額での取引をされていることが多いお酒となっています。

そんな数多くのウイスキーのなかでも、特にご依頼が多い古酒としてひとつを上げるとすれば、それは「ワイルドターキー」です。

バーボンウイスキーの代表的銘柄として長らく愛され続けたワイルドターキーですが、こちらは旧ラベルと現行ラベルによって金額が全く違ってきます。見分け方はラベルに書かれている鳥の向き。正面を向いている場合が旧ラベルと呼ばれるものになっていますよ。

ウイスキーの古酒はブランデー以上に種類が豊富で、年代やラベルデザインによっても金額がまるで違ってくるため、その他のお酒に比べて圧倒的に査定が難しいと言われています。
ウイスキーの査定には専門的な知識と確かな査定眼が必要なため、その価値を見極めることが難しいのですが、その一方で高額査定となる古酒も多いので、ご売却の際はぜひ当店にご相談くださいね。