◆*.ゴールドアクセサリーの知って得する豆知識.*◆
2018年06月04日

◆*.ゴールドアクセサリーの知って得する豆知識.*◆

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ゴールドは美しい黄金色の光沢を持ち酸化しにくく、もっとも安定した金属ですが、金自体は柔らかい物質なので、純金(K24)をジュエリーに加工すると柔らかすぎて変形したりキズがついたりしてしまいます。そこで、ジュエリー・宝飾品としてのゴールドは別の金属との合金を使うことがほとんどです。同じゴールドでも、イエローゴールド・ピンクゴールド・ホワイトゴールドと色が違うのは、その合金に使う金属の違いによって色が変わるんです。どんな合金を配合しているのか、それはどんな効果があるのか、などを今回は紹介してみましょう。

ー なぜ純金を合金にするのか? ー

金は化学的に安定した金属で柔らかくて加工しやすいのが特徴ですが、逆に、ジュエリーなどの製品にするには柔らかすぎて型崩れしやすく、傷がつきやすいなどの問題が起こります。 金塊ならともかく、繊細な細工を必要とするアクセサリーなどでは、かなり困った問題になります。そのうえ身に着けるという性格上、美しいだけではなく、耐久性も求められます。しかしそういう問題も、金は他の金属と混ぜやすいという特性を生かし、他の硬い金属を加えて、合金にすることでその欠点を解決し、さらに色が変わるなどの美しい効果も発揮されるのです。

よく24金とか18金とか言いますよね。金は24分率で表示しますので、それは金がどのような割合で混ぜられているのかを表示しているのです。24金というのは混ぜ物の無い金、つまり純金です。 金の延べ棒(金塊)などはもちろん純金です。「18金」は日本で最も一般的で、配合率は金が75パーセント、それ以外の金属が25パーセントを含む金の合金です。そして、その「18金」のうちの25パーセントにあたる金属のことを割り金といいます。24分率の表示以外にも、1000分率の品質表示もよく見かけます。特にイタリアを中心としたヨーロッパや、ISO規格準拠のゴールドには、よく用いられます。その場合、18金なら「750」と表示されます。

ー ゴールドの種類 ー

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◇合金の配合について◇ 

純金は黄金色ですが、配合する金属・量によって色合が変化していきます。18金の場合、配合率は金が75パーセント、銅と銀などの割り金が25パーセント。その中でも、割金に銀だけを使ったものをホワイトゴールドと呼び、銅を多く使ったものをピンクゴールドと呼びます。そして、その中間のものをイエローゴールドと呼びます。

◇同じイエローゴールドでも純度の違い◇

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図のように、素材に含まれている金の含有量が異なります。

金以外は何が含まれているかというと、銀・銅・パラジウムなどです。
金はとても柔らかい素材でもあるので、金以外の素材を混ぜることで強度を上げる役目があります。
これらの素材は特に明確な規定がないので、業者さん、メーカーさん等によって配合や含まれる素材が異なってきます。

10金で42%、14金で58%、18金で75パーセント、金が含まれていたら、それぞれ10金、14金、18金と表示できるのです。

◇価格・価値の違い◇

もちろん金の純度が高いものの方が価格はあがります。しかし、近年金の価格が高騰しているので、大切な方への贈り物や、長く使いたい・肌身離さず着けたい!という場合18金や10金を選ばれる方が大変ふえております。

18金に比べ10金は、価格も抑えめで18金と変わりなく高級感もありますので、とっかえひっかえされたい方、手軽にジュエリーを楽しみたい方には大変おすすめの素材です。

◇10金と18金の見た目の違い◇

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見た目の高級感は、10金と18金では全く異なりません。
金の含有量によって色が異なってきますので、10金は淡いゴールド、18金は濃いゴールドとなります。

*10金イエローゴールド*
すっきりとした淡いゴールドで、さわやかな印象です。
シルバーのアクセサリーとも相性が良く、毎日のファッションに合わせてとっかえひっかえされたい方におすすめです。

*18金イエローゴールド*
重厚感のある美しいゴールドで、温かな印象です。
デイリージュエリーとして肌身離さず身に着けたい方、娘さんやお孫さんへとゆくゆくは引き継いでいきたい方、大切な方へのプレゼントをお考えの方におすすめです。

*10金ピンクゴールド*
銅の含有量が増えますので、濃いめのピンク色です。
可愛らしいファッションがお好きな方におすすめです。

*18金ピンクゴールド*
10金に比べると金の含有量が増えるので、10金よりも淡いピンク色になります。
可愛らしい雰囲気がお好きな方におすすめです。

*10金・18金ホワイトゴールド*
金の含有量にかかわらずロジウムという素材でコーティングしているので見た目がかわりません。
爽やかでクールな雰囲気がお好きな方におすすめです。

ロジウムコーティングについて
金を酸化や変色、傷から守るためにロジウムという素材でコーティングしています。

ー どっちがオススメ? ー

◇10金◇
→お肌がブルーベースに属する方
→毎日のファッションに合わせて気軽に本物を楽しみたい方

◇18金◇
→お肌がイエローベースに属する方
→節目の記念日に、あるいはお守りのようにずっとずっと大切にしたい方

しかしどちらも高級感や素材の良さがあります。
ご自身のライフスタイルに合った、身に着けてときめくものを手にしていただきたいと思います。