◆*.購入する前に知りたい、ダイヤモンドの選び方.*◆
2018年05月28日

◆*.購入する前に知りたい、ダイヤモンドの選び方.*◆

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ダイヤモンドは永遠の憧れであり、プレゼントの定番と言えます。
しかし、市場に多くある分価格やデザインもさまざま、どれを選んだらいいかは悩むところです。
ここでは、ダイヤモンドの価値や選び方についてご紹介しましょう。

ー ダイヤモンドの価値を見分けるには、『4C』 ー

ダイヤモンドの価値は、4Cで決まります。4Cとはダイヤモンドの品質等を評価する基準4つの要素のことで、カラット・カラー・カット・クラリティの各要素の頭文字に「C」がつくことから「4C」と呼ばれています。4Cは、専門家がダイヤモンドの特徴を比較し、価値を厳密に定めるための基準です。一般的に4Cでグレードが上がると、稀少性が高くなるとされていますが、価値を見比べる時に同じグレードの要素が1つあったとしても、他の3つの要素のグレードの違いによりその価格は変わってきます。各要素とグレードを知ることは、ダイヤモンド選びには欠かせません。

◆Carat(カラット)~重さ~◆

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「○○カラットの大きなダイヤモンド」という言葉を耳にしたことがあると思いますが、カラットは、「大きさ」ではなく「重さ」を表す単位です。1カラット=0.2グラムで重くなればなるほど希少価値が高くなります。カラットは、「__ct」と表示され、1ct=0.200gで、1gは5ctとなります。電子デジタルの天秤を用いて千分の1カラットまで正確に測定し、少数第3位を8捨9入、もしくは第3位まで表示します。原石の大部分は1ct未満の小さなものばかりですので、大粒の原石は、とても稀少です。カットするとさらに小さくなることも考えると、大きければ大きいほどその価値は上がっていきます。

◆Clarity(クラリティ)~透明度~◆

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クラリティは、「透明度」を表す基準です。キズ・欠け、内包物(インクルージョン)の大きさ・場所・性質などを鑑定して評価が決まります。包有物が多いと透明度が下がり、その分輝きを損なってしまうので、透明度が高いほど評価も高くなります。

◆Color(カラー)~色~◆

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ダイヤモンドは無色透明ではなく、実際にはかすかに色がついているものがほとんどで、無色透明なものほど高く評価されます。ダイヤモンドの色が黄色になればなる程、希少性がさがります。しかし、ある一程の黄色味を超えると、ファンシーカラーという評価がされ、他の基準でグレーディングされます。ファンシーカラーは他にも赤、ピンク、青、緑があります。

◆Cut(カット)~プロポーション~◆

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ダイヤモンドは、ただ格好良くカットすればいいわけではありません。カットのプロポーションや角度が良くなければ、輝きを存分に発揮することはできません。他の3つ要素がダイヤモンドが生まれつき持つものであることに対して、カットは人の手で加えられる要素となります。職人の技によって、そのダイヤモンドが持つ良さを引き出し、輝けるかどうかが決まります。

ー ダイヤモンドの価値は、ダイヤモンドの価値+α ー

ダイヤモンドの価値の基準は4Cであると言いましたが、それはあくまでダイヤモンド自体の価値です。ダイヤモンドをアクセサリーとして考えた場合には、その他の条件も加味しなくてはなりません。以下の点についてもチェックしましょう。

●ネックレスや指輪のアームの素材
●装飾
●ブランド

4Cにおけるダイヤモンドの価値がそれほど高くなくても、上記の条件を加味することで価格が大きく跳ね上がることもあります。

ー ダイヤモンド資産としての価値 ー

ダイヤモンドを資産として購入する人もいますが、ダイヤモンドは購入した価格以上で売れることはあまりありません。特にアクセサリーの場合は、ダイヤモンド自体の価値だけで価格が決まるわけではありませんので、流行のデザインでなければ大きく価格が下がってしまうことも。ただし、天然の大粒のダイヤモンドなど希少性の高いものは購入価格以上の値がつけられる場合もあります。もし資産として購入を考えるのであれば、グレードの高いダイヤモンドを選ぶことをおすすめします。

ー 鑑定書をチェック!! ー

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鑑定書は、ダイヤモンドにだけ発行されているダイヤモンドのグレーディングレポートのことです。 鑑定書には4C(重さ・色・透明度・仕上げ)の4項目について、複数の鑑定士の鑑定を受けた結果が表記されています。 ダイヤモンドの良し悪しを判断する指標にされている4C(カラット・カラー・クラリティ・カット)について 基準に沿って評価し、グレードや形状などの特徴を明確化したものということです。最先端の宝石識別機器などによる鑑定は絶大な信頼を得ており、カラーダイヤモンドにはこの機関の鑑定書を付けることが必須になっています。

ダイヤモンドの選び方に決まりはありませんが、ダイヤモンドの品質を偽って販売を行う悪質な業者も存在していますので、今回ご紹介したポイントを覚えておくと、ダイヤモンドの価値を正しく判断できる助けになると思います。